2010年9月アーカイブ
2010年11月6日に早稲田大学の文化祭"早稲田祭2010"にあわせて実施される同人誌即売会『WASEKET 01』に出展させていただくことになりました。
『リア充ごはん』『不思議の国の魔理沙』などを頒布予定です。詳細が決まりましたらまたご報告いたします!
[WASEKET 01]
『リア充ごはん』を少部数再販させていただくことになりました。
理由は......仕事場の片隅にずっと放置されていた段ボールの山の一番下に、『リア充ごはん』がまぎれこんでいたからです......。
もう、年末のどたばたで適当に積んでいたらこんなことに。
大変申し訳ございません。
こちらにつきましては、部数が少なめということもあり、COMIC ZIN様のみでご購入いただけます。(「諸君! 料理の準備は万全か!?」のポストカードも付属します)。9月末より発売開始の見込みです。
暑い夏も終わり、そろそろキッチンに立つのも苦しくない時期。
「鶏肉のトマト煮込み」を始め、保存に便利&手軽に作れるレシピをご覧ください!
[COMIC ZIN様]※9/29追記
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=4216
なんか書いているうちに結構な長編に......。前回までで全パーツが"間違いなくポップアップ動作する"ことを確認しました。
このテストで作った制作見本と制作データを印刷所にお渡しして、印刷所でチェックの上、『型データ』を作ってもらいます。続いて、この『型データ』を"紙の刃"で裁断し、組み立てた白い製本見本が届きます。裁断は本来鉄製の刃でやりますが、一回作ってしまうと修正に費用がかかるため、固い"紙の刃"で裁断して製本をするそうです。(ただ、紙の刃なので数回使うと駄目になるとか)
ちなみに工場は中国にあるため、このあたりのやりとりは1回につき、1〜2週間かかります。そして出来上がった製本見本を見て問題がなければ、印刷所支給の『最終型データ』に再度データを貼り直し。ここからはもうポップアップの形状の変更などはできません。
初めてみたときは「うわっ」と思いました。一枚の紙でなんとかおさめようとパズルのように配置されています。必見です!!(下のほうに掲載)ここにデータを配置していきますが、その自分のMacだとパワーが足りず、でちょっとデータを動かすだけで数秒考え込む感じ。データの保存にはリアルで1分。この繰り返しでなんとか配置をして入稿します。これができたら、あとは色校製本を待ちます。待つこと、だいたい2週間。
出来上がった色校製本が......あれっ、ちょっと暗い!......ということがあったんですね。やはり手間暇がかかる案件なので、色校はちゃんと出しておくべきです。左の写真の通り、微妙に暗くなっています。これはこれで趣きがあるのですが、魔理沙の表情まで陰ってしまっているので、修正指示をします。こういった場合、国内だと「データをもう一度全部入れ直してください」となるケースが多いのですが、遠方なので「数値でくれ」と言われました。そこで、デザイナーと相談して「シアン-3%」の指定をして完成です。5月GWに完全に校了をして、そのあとはひたすら待つだけ。
こんな感じで全6回にわたる、ポップアップ(飛び出す)絵本『不思議の国の魔理沙』の制作レポートでした。その後、本は8月に自宅に到着してコミックマーケット78で頒布させていただきました。昨年の9月スタートで、完成が今年の8月。作るのに多くの手間と時間がかかりましたが、勉強にもなりましたし、作っていて大変楽しい本でした。
各種ショップ様で委託や展示をお願いしておりますので、ご興味をもたれた方はぜひ店頭でご覧ください。
制作にご尽力いだいた、マドカンスズキさん、あらいあすかさん、前田久さん、ラグタイム、大昭和BOOK&TOYの皆様、本当にありがとうございました!