2010年6月アーカイブ
テキストをページ単位で割っていくと、1見開きにどのような絵を配置していくかが見えてきます。
それを元にマドカンスズキさんにラフを書いてもらいました。絵本のテキストは大きい文字で載せたかったので、適度な隙間を作ってもらいながら調整していきます。その後InDesignで、実際のテキストを仮デザインで載せて確認をしていきました。
通常絵本部分は普通の本の作り方だったので、前倒しで作業を進めていきました。
最大の悩み所は「ポップアップページをどういうネタにするか」という点でした......。
<ログ#4に続く>
打ち合わせを重ねていくにつれて「どうもいきなりは作れないみたいだぞ」ということが分かってきました(→当たり前だ)。そこで、全体の本の規模を把握するためにも、構成の元となるストーリーを作ることにしました。そこでお願いをしたのが、アニメ雑誌やゲーム系のお仕事で活躍されている前田久さん。
アリス→魔理沙
チェシャ猫→ゆっくり霊夢
白うさぎ→???
ハートの女王→???
お城→某館
※ネタバレをさけるために一部を伏せ字にしています。
このようなキャラ配置とストーリーを元に絵本シナリオを構成していただきました。テキストのタイムスタンプを見ると2009/10/1。結構前だ!!
このテキストをページ単位で区切り、InDesign上で仮配置をしていきます。非常に味気ないレイアウトですが、この段階で「なんとか16pでいけるらしい」ということが分かってきました。
<ログ#3続く>
あんまり役に立たないかもしれませんが、『不思議の国の魔理沙』ができるまでのログを連載みたいな形で公開していきます。ポップアップ(飛び出す)絵本制作の参考になれば幸いです。
企画書の日付は2009/09/07。初めてのことなので仕事の合間をみて、1年かけるつもりで制作をスタートした記憶があります。
「ポップアップ絵本をやりたい」とは思ったものの、どうやって作っていいやらと途方に暮れまして......。まずは、力を貸してくれる人を探すため、たたき台となる企画書を作りました。東方×名画『幻想美術館』の流れを組もうとしていましたので『幻想絵本』と仮でつけていました。
マドカンスズキさんにイメージを伝え、平面イラストをPhotoshop上で加工して、下段のようなイラストを作りました。......ですが、ポップアップ部分の"起こす"ための土台部分がないので、このイラストのような加工は絶対できません。今から見ると無理だとわかるのですが、当時は全く分からず、打ち合わせの際、ポップアップ作家のあらいあすかさんに......
「どうやってこのイラスト"起こ"せばいいの?」
「......そこは、気合いで...」
と答えた覚えがあります(汗)。
<ログ#2に続く>
前回の更新が大変時間が空いてしまいました。
COSMIC FORGEとして、無事C78に出展(2日目東テ-43a)できることになりました! 今回の制作物は以前より告知させていただきました、東方二次創作本『不思議の国の魔理沙』です。
すでに校了しており、あとは完成を待つばかりの状態なのですが......『不思議の国の魔理沙』は"ポップアップ絵本"(飛び出す絵本)仕様となっています。
ページを開くと......魔理沙や霊夢をはじめ、東方の住人が飛び出します!!
この工程につきましては、ポップアップ作家
あらいあすかさんイラストレーターのマドカンスズキさんご協力があってのこと。COSMIC FORGEの無茶な提案にご尽力いただきました。
詳細はこちらのブログで随時公開させていただきます。
今夏もどうぞよろしくお願いいたします。
不思議の国の魔理沙
東方のキャラクターが繰り広げるカオスでロハスなストーリーを"ポップアップ絵本"にしてみました。ページをめくれば、イラストが(物理的に)飛び出す仕様です。不思議の国に迷い込んだ魔理沙の命運や如何に......!?
「ね、ねぇ、パチュリー? 本の表紙が魔理沙になっているんだけど」
前代未聞(?)の"東方×ポップアップ絵本(飛び出す絵本)"!! イラスト・マドカンスズキさん(http://madokan.web.fc2.com/)、お話・前田久さん(http://d.hatena.ne.jp/mae-9/)、ポップアップ・あらいあすかさん(http://www.proco.jp/)の豪華コラボ絵本です。